改めて見返してみた所、前回の記事投稿が2025年の10月と、実に長い間更新をさぼってしまったものです。
本当、今更ながら、2026年明けましておめでとうございます。
昨年末は久々の実家への帰省、そして年明け早々に新たな部署への異動、そして魔の「確定申告」と、あれやこれやに忙殺されていた、という形です。
相変わらず、2児の父親として家庭を切り盛りしつつ、その傍らで作家を目指して頑張っているのですが、2月は毎年恒例となっている「メフィスト賞」への投稿を行っていました。
今回もホラー・サスペンスのジャンルで一本、約14万文字ほどの作品を執筆したのですが、制作過程がこれまでとは大きく変わったように思います。
というのも、時代の波に乗り、今回は自身で執筆したものを巷ではやりの“AI”に読んでもらい、壁打ち、添削、誤字・脱字の修正などを行ってみたのです。
仕事柄、色々なAIに触る機会があるのですが、そのなかで見えてきた“小説執筆”との親和性について、色々と語っていこうと思います。
急激に進化しつつある、“AI”の力
昨今、様々なAIが登場し巷を騒がせているのですが、ITエンジニアという職業についていると、否が応でもそういった最先端のツールに触れることになります。
最初こそ「chatGPT」にばかり頼っていたのですが、gemini、copilotをはじめ、Xのgrokやclaudeといった様々なものを試してきました。
AIによって得意・不得意は変わってくるし、もちろん課金の有無によっても解放される能力は大きく変化します。
これまで、ちょっとした悩みの相談相手や、検索のおとも程度にしか活用できていなかったAIですが、最近、エンジニア業界ではClaudeCodeというプロジェクトそのものを操作し開発を進めてくれるAIが登場したことで、「使わないのは損」というレベルにまで状況が移り変わりつつあります。
そんな、開発までできるAIですから、文章の構成や添削なんてのは朝飯前。
Web投稿サイトではこの「AIに書かせた小説」というのも物議を醸しだしたりしているのですが、僕個人としてはマイルールとして「書くのは自分。AIはチェック役」と決めてサポート役に徹してもらってます。
今回執筆した14万文字の作品も、ほんの数秒で全文を読み終え、問題点を指摘してくれるのだから凄いもんです。
強力なサポート役であるAIなのですが、彼と共に作品を作っていくうえで、また一つ、自分がこれまで気付くことのできなかった執筆の“クセ”について知ることができました。
ついつい、使ってしまうワードたち
僕が執筆のなかでついやらかしてしまう“クセ”――それは、「同じ言い回し」を頻出させていることでした。
AIに分析してもらったところ、特に「思わず」というフレーズが作中に多く登場しており、14万文字中、66箇所でこの言い回しが使われていたとのこと。
これが分散されていればいいのですが、調べたところなんと4行のなかに5回登場していたりと、なかなか笑えない状況でした。
思い返してみれば、たしかに登場人物が意表を突かれたり、確信を得た瞬間に臨場感を出すため、この「思わず」をぶちかましていた気がします。
これ意外にも、いくつか自分がつい使ってしまうフレーズが存在しており、誤字・脱字修正に合わせてこれらの言い回しをできるだけ散らすように改善しました。
「思わず」であれば、「たまらず」や「不意に」といった、意味合いが同じである別の言葉に直す、といった形ですね。
この点についても、文の前後を見てAIが適した言い回しを提案してくれたのは、非常にありがたかった点です。
自分以外の、もっとも身近な“読者”
今回、気付けたクセって、正直自分一人で執筆を続けていると、延々、気付くことができない難しい問題でもあったように思います。
それこそ、書き手ではない第三者――すなわち“読者”の目を通して初めて分かることでもあるのですが、自分で読みなおしをしても、なかなかそこまで徹底的な読者目線になるのは難しいのです。
かといえ、身近な人に読んでもらうにしても14万文字はかなり大変でしょうし、Webに掲載したとして読者が付くこと自体が無名な僕にとっては非常に難しい所。
だからこそ、今回、活用したAIが冷静な目を持った読者になってくれたことで、自分では気づくことのできなかった落ち度を、発見することができたのかもしれません。
AI利用って賛否両論はあると思うのですが、個人的には倫理・ルール的に問題ない範囲で、己の創作能力をブーストしてくれるならば、とても有益なツールになると思っています。
ちなみに、これに味を占めて、これまでの作品をAIに読んでもらい、そのうえで自分の長所・短所や、今後の作品の方針なども相談に乗ってもらったりしています。
今後、作品執筆への活用術なども、このブログの方に記載していけたら、と思っている次第です。

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