ようやく“フリーランス”になった話

 兼ねてから“作家”を目指し、あれやこれやと自分なりに奮闘してきた僕ですが、一応、本職はエンジニアとして慣れないながらもプログラミングで生計を立てていました。

 これまで、とあるSIer企業に所属し、そこからSESとして他の企業へと出向する、いわば“派遣”的な働き方をしてきたのですが、色々考えた結果、ついに8月いっぱいをもってこの会社を退職することとなりました。

 本日は、まさにその会社での最終勤務日だったわけです。

 そのうえで、実は来週からは特定の企業の正社員ではなく、いわゆる“フリーランス”の人間としてとある企業さんで働く予定となっています。

 ここに至るまで様々な葛藤があったのですが、実はこの“フリーランス”となる選択は、今後……いつになるかは分からない“作家”になれた後の未来を見据えての選択、という部分もあったのです。

 これも一つの大きな人生の転機ということで、“フリーランス”という無謀ともとれる挑戦になぜ一歩を踏み出したのか――その経緯を、改めて自身の足跡として記しておこうと思います。

ステップアップする中で感じていた、頭打ち感

 僕がSIer企業の正社員になったのが、2019年――約5年もこの企業でエンジニアとしてあれこれやってきたわけですが、この5年の間に本当に様々な経験を積んでいったように思います。

 そもそも、SESという働き方自体も初めての経験でしたし、大手企業の面接、職場ごとのやり方のキャッチアップ、新たな技術の習得と、とにもかくにもその時々で立ちはだかる様々なシステムに、がむしゃらに向き合い続けてきました。

 雑記ブログの方にも書いたのですが、元々、IT業界を生業に選んだのは完全な“流れ”だったのですが、世間の荒波にもまれているうちに、気が付けば実に多彩かつ濃厚な経験を積むことができたのです。

 世間一般の認識通り、ありがたいことにエンジニアというのはなかなかしっかりとしたお給料をいただけます。

 家計面では助かっていた一方で、この給与アップにどこかで“頭打ち”を感じていたのも事実。

 色々なスキル・ノウハウを学べば学ぶほどに、「せっかくだから、もっと良い環境に身を置きたい」……いつしか、そんな“物足りなさ”を感じるようになりました。

“作家”になれる、いつかの未来を想定して

 お給料のアップという大きな目的はあるものの、実は“フリーランス”を目指したのはもう一つ――働くうえで、「自身のフットワークを軽くしたい」という裏の目的がありました。

 これはどういうことかというと、やはり最終目標である“作家”になることを想定した場合、どこかの企業に所属している状態では、色々と制約が発生してしまうのでは、と思ったわけです。

 ネットで色々な方の意見を眺めていると、やはり基本的に今の時代、“専業作家”として食っていくのはなかなか難しく、多くの場合、なにか別の仕事と合わせて生計を立てることになるのだとか。

 この、いわゆる“兼業作家”になるうえで、より本業側も身軽で、柔軟な働き方ができた方が良いのでは――そう考えた結果、特定の企業に所属する正社員よりも、フリーランスという生き方が適しているように感じたのです。

 もちろん、これはあくまで夢の話ですし、最近では副業OKの企業も増えていますから、そちらの方が安定しているという場合もあるでしょう。

 ただ、“給与アップ”と目指すべき“夢”を同時に天秤にかけた場合、その重みが世間一般の“安定”に勝った……それが、今回僕がフリーランスという生き方を選んだ、決定打だったように思うのです。

“個人事業主”として、やるべきあれこれ

 給与アップ、自由な働き方――と、色々と聞こえの良い部分は多いですが、実際、フリーランスとしてやっていく上では課題が多いのも事実。

 個人になったことで“保険”の種類も変わりますし、なにより“個人事業主”としての届け出や、年末の魔物である“確定申告”なんかも待ち構えています。

 ある意味、いままで会社が担保してくれていたあれやこれやを、すべて自分で成し遂げていかなければいけないのは、正直、かなり不安は大きい部分もあります。

 ただ、それでも自分の中に沸き上がった挑戦心を押しとどめることはできず、思い切って人生初のいばらの道へと足を踏み入れたわけです。

 なにより、嫁さんがこの選択を後押ししてくれたというのは、本当にありがたい次第。

 エンジニアとしてはもちろんですが、やはり選んだ以上は本腰を入れて、夢である“作家”への道を全力疾走せねば――と、どこか気を引き締めなおしてしまいます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました