まだ夏真っ盛りというわけでもないのに、すでに各所で季節外れの猛暑が暴れ始めている今日この頃。
幸い、僕の場合はリモートワークで仕事ができているのですが、油断するとすぐに作業部屋が蒸し風呂状態になるので、注意が必要です。
そんなさなかにエアコンが故障しかけたり、相も変わらず色々なアクシデントがあるわけですが、その中でも日々、着実に“創作家”としてのノウハウを積んでいます。
これまで、どうにも“視点”や作品作りの技術に悩まされてきたのですが、色々と試行錯誤した結果、ようやく自分の中に「これだ」と思えるような、手ごたえを感じられるようになってきました。
なにかを学ぶと、今度はそれを使ってみたくなるもの――わずかながらもステップアップしたことで、僕は改めて今年、とある目標を自分の中で打ち立て、毎日実行に移しています。
テーマはずばり“積み重ね”――何事も日々の継続が大事ということを学び、そのうえで自分が毎日無理なく続けられることは何かというのを考えた結果、以下の3点を日々のルーティーンとするように決めたのです。
1:10分間の“読書”
まず考えたのは、やはり日々、なにか新しいものを自分の中に取り入れる――つまり、“インプット”は欠かさないようにしたい、という点。
創作の技術書、ノウハウ本、そして大先生たちの作品……そういった書籍を、毎日必ず少しずつでも読み進めるため、「最低10分は必ず読書をする」ということを決めました。
10分となると、実際はそう作品を読み進めることはできないのですが、思えばこれまで気になる本に手を付けては、完走し終える前に次の作品を手に取る、いわば“積読”をすることが非常に多かったように思います。
興味があるものが多いのは非常にありがたいのですが、一方でそれらを読み終えないままただ放置してしまうのも、いかがなものかと。
そう思い立ち、まずは今手元にある作品を「必ず10分は読む」という習慣を心掛けるようにしました。
もちろん、これはあくまで最低限の読書時間なので、乗りに乗ってきたときはそのまま、一気にテンションが許す限り読み進めてしまいます。
最近、これによって和製ホラー映画の小説版『忌怪島』を読み終えたので、これもまた雑記ブログなんかで感想をしたためていければと思う次第です。
2:10分間の“執筆”
“インプット”があるならば、当然、対となる“アウトプット”も忘れないようにしたいもの。
というわけで、合わせて毎日「最低10分はなにかを書く」ことに決めました。
これまでも1日に決まった文字を書き綴るという目標を立てたことはあったのですが、その際は小説のみならずブログ記事やライター原稿なんかも文字数に換算していたため、悪い言い方をすればノルマから逃げることができてしまっていたのです。
なので、今回は書く対象を“小説”に限定し、毎日、少しずつでも自分の作品が前に進んでいく状況を作り上げています。
あらかじめ構想を練り、10分のなかで出来る限り筆を動かすのですが、現状の私だと約千文字ほどを執筆できることに気付きました。
もちろん、誤字脱字や言い回しの精査は後回しにしているのですが、それでも10分という短時間でそこそこ文字数を稼げることに気付いたのは、一つの発見だったのです。
ちなみにですが、タイマーを計りながら10分きっかり書きまくるというのは、やはり心のどこかで無意識に“スイッチ”が入るようで、いつも以上に執筆に集中できている気がします。
3:30回のスクワット
これは以前から延々と続いている僕自身の課題なのですが、家から出ないことでとにもかくにも肉体がたるんでいる……というのを、どうにか改善したいのです。
インドア派という言葉を逃げ口上としてきた僕ですが、家族ができ、その中で仕事や家事、育児をこなす立場になると、そうおちおちと病に倒れている場合でもありません。
ですが、そんな踏ん張らねばいけない立場にありながら、今年になって息子の持ってきた風邪でダウンし、最近では結膜炎で目をやられたりと、こと免疫・抵抗という点においては目に見えて弱体化しているようで……
今後、作家を目指すうえでも、やはり安定した執筆を行うためには“体力”は必須ステータス。
というわけで、まずはその手始めにと、足回りの筋肉を鍛えるため“スクワット”を毎日やるように努めています。
もちろん、これだけではたかが知れているので、ここから少しずつ運動をする習慣を増やしていけたらと。
まとめ:“積み重ね”たものは、裏切らない
すでに1ヶ月ほど、この3点の目標を日々のルーティーンに組み込んでいますが、10分、30回といったハードルの低さゆえか、少し疲れたりきつい日でも無理なく取り組めています。
そのうえで分かったのが、たとえそれぞれが少量、短時間でも、やはりそれを毎日継続することで、着実に自分の中になにかが残っている、ということを実感します。
早い話、読みこと、書くこと、運動というこの3点が、自分の中で「やるのが当たり前」という存在になってくるのです。
今でこそ少量ですが、これを少しずつ増やしていくことで、“創作家”としてさらに成長できそうな手応えを感じています。
あれこれ悩むより、とにかく日々、やってみる――無鉄砲に思えますが、意外と良い施策なのかもしれません。
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