Web上で小説を投稿したり、新人賞に作品を提出したりする際、生意気ではあるが“ペンネーム(PN)”というやつを使わせてもらっています。
これまではあくまで“作家志望”の人間でしかなかった僕ですが、ありがたいことに最近ではライター関連のお仕事もいただけるようになり、そちらでも基本的にこのPNで活動を続けています。
元々、高校時代から“小説を書く”ということにかかわってきた僕ですが、その当時は今とはまったく異なったPNを使っており、社会人になってもしばらくはその名前でブログを書いたりしていたのです。
当時のPNは“ゆみさき”というもので、これは源流をさかのぼると高校時代、一緒に創作活動に携わっていた友人がつけてくれたものを、もじったものでした。
最初に僕が授かったPNは“悠岬響慎(ゆみさきひびき)”というもので、語感を重視するためにほぼほぼ当て字を使った、まぁ、高校生らしいっちゃらしいPNだったのです。
僕にとって友人がくれたこのPNはものすごい愛着がわいていたものだったのですが、社会人になり、家庭を持ち、いよいよ本気で“作家になりたい”と思い立った時、これまでの自分から一皮も、二皮もむけなければならない――明らかな“進化”が必要だと感じた時、心機一転、PNを改めることに決めました。
その結果、親からもらった自分自身の本名をベースにしつつ、“新たな世界を創る人”――“創り屋”――“創也(つくりや)”……と、最終的に姓名判断よろしく、画数まで考慮してこのPNにたどり着いたのです。
はたして、僕のこのPNが本の背表紙に刻まれ、世の中に羽ばたくことができるのか……その日を夢見て、今日も今日とてキーボードをたたき続ける日々です。
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