『創作大賞2026』への挑戦が大変だった話

 梅雨もすっかり明け、打って変わって猛暑が続いている今日この頃。

 夏休み、盆休みといったワードもちらつくようになりましたが、僕はこの7月、かねてから見据えていた小説新人賞『創作大賞2026』に向けて猛進しておりました。

 昨年の『創作大賞2025』で1作品がホラー部門の中間選考を突破したことで勢いづき、今年も同様にホラー部門に長編作品を投稿することができました。

 一安心――ではあるものの、今回の創作もかなり難航した、というのが本音な所。

 執筆がひと段落したということもあり、改めて今回の『創作大賞2026』への投稿作品にまつわる、あれやこれやを振り返っていこうと思います。

病気にてんやわんやだった5月

 『創作大賞2026』の応募要項が発表された段階から、僕は今回投稿する作品の構想を練り、5月の段階から少しずつ書き始めていました。

 以前は直前で締め切りに気付いたことであたふたしたのですが、その教訓を活かし、出来るだけ早く準備を進める、という構えでいたのです。

 このため、5月の段階ですでにプロットも出来上がり、あとは書くだけだ、と着実に執筆を続けていました。

 しかし、やはり想定外のトラブルというのは起こるもの。

 うちは息子が二人いるのですが、長男がかなり重めの“風邪”をもらってきてしまい、それが弟、妻、そして僕へと家庭内感染してしまったのです。

 しかも、ようやく長男が完治したかと思いきや、今度は再び胃腸炎をもらってきてしまい、これが再度家庭内感染を起こす、まさかの2ループ目に突入したのです。

 子供たちの看病はもちろん、自身も打ちのめされた結果、5月はほとんどまとまった執筆時間を確保することができず……

 ある意味、子供を持つ家庭の“あるある”なのですが、久々に家庭内パンデミックの恐ろしさを体感しました。

仕事が大炎上した6月

 病気もひと段落し、月も替わったことで、一気に遅れを取り戻そう――そう思っていた矢先、なんと今度は本職であるエンジニア業が炎上してしまうことに。

 重めの不具合が発生したことで、連日、この修正対応に追われることとなってしまいました。

 こういう時、リモートワークというのは厄介で、作業部屋のPCさえ立ち上げれば、作業ができてしまい、いまいち明確に区切りをつけることができません。

 仕事を終えていても、頭の中では常に「どうしよう」という気持ちが渦巻き、本当、生きた心地がしませんでした。

 徐々に事態は収束していったものの、気付けば7月も後半。

 ギアを入れ直し、なんとか停滞していた作品の執筆に、全力投球することとなったのです。

 無論、不具合はいち早く直さなければいけないのですが、一方で家庭と仕事をうまく切り分けるメンタルも大事なのだと、再確認させられました。

文字数制限に泣いた7月

 今回、『創作大賞2026』に向けて新作を書き上げたわけですが、その裏で、過去に他の賞に投稿していた長編も、ブラッシュアップして投稿しようと画策していました。

 しかし、直前になって気付いたのですが、そのほとんどが『創作大賞2026』の規約にある「14万文字以内」という制限を突破していたのです。

 というのも、ブラッシュアップ候補となっていた作品は、どれも過去の『メフィスト賞』に投稿したものばかりで、文字数制限がないことから自然と20万文字ほどの大長編になっていたのですね。

 さすがに、数万文字を削り、リメイクする暇はなく、結局大多数の作品の投稿を断念することに。

 これまでいろいろな新人賞を見てきましたが、やはり平均して12~14万文字くらいをめやすにかいたほうが、その後も便利なのかもしれませんね。

なんとか投稿できた、2作のホラー作品

 というわけで、病気や仕事にあたふたしながら、結局半月ちょっとで作品を書きあげることとなりました。

 今回、新たに手掛けた長編を1つ、そして過去作をブラッシュアップしたものを1つ、計2作を『創作大賞2026』に投稿できました。

 1作目は、怪異と祓い屋のバディが、寒村に眠る“墓”の謎を暴いていく、『滅人の墓』

 2作目は、とある男性が引っ越したマンションで、“幸福”にまつわる怪異と対峙していく『幸喰いの檻』

 今回も過去の反省を活かしつつ執筆した、長編ホラー作品となっております。

 これらが新たな賞に食い込むことを願いつつ、引き続き、「無理のない創作」をモットーに、次の目標に向けて進んでいこうと思います。

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